8月2日はホコ天記念日

 

今日、8月2日は「ホコ天記念日」なのだそうだ。
1970年に銀座や新宿などで初めて「歩行者天国」を実施したのだそうだけど、その主旨が今の自分にはとても興味深い。

「人間性を取り戻す政策」

1970年というと昭和45年。
カラーテレビがやっと普及した頃かもしれない。
そんな時代に自動車社会に対して警鐘をならす人達がすでに居たんだ。

ひとしきり感心していたところで目に入ったニュースが
「ゲーム障害 無理やり禁止はNG 子どもがルールを」

WHOが、オンラインゲームなどのやり過ぎで日常生活が難しくなる「ゲーム障害」を疾病と認めたんだよね。
「ゲーム障害」は日常生活に支障がでたり、健康に害が及び疾病だと言うのだ。

これを読んで上述の「人間性を取り戻す政策」がストンと落ちた。
今の時代に必要なのはコレかもしれないな。

今、オンラインゲームがeスポーツなどと持てはやされているけれど
それはプロとして目指すものだなと。
社会に交わることのできない子供たちの行きつく先であってはいけないのだ。

ゲームに限らず幼少期に必要なのは、
人との約束を守る、目標に向かって努力するという、ごくごく当り前の大人になるための訓練。

その訓練をおざなりにして、ゲームやアニメに没頭してしまうのは人格形成の面からするととてもとても問題。

実はやぎには中学3年生の子やぎが居る。
小学校の頃から、学校でする勉強というのは大人になるための大事な大事な訓練なのだと教えている。
目標を建ててそこ向かってどう行動するかの訓練であって、テストの成績なんてどうでもいいのだと。

やぎにとっては、テストで100点を取ることよりも
人格形成に時間をかけるほうがよっぽど値打ちがあると思えるのだ。

それが間違っているとは思っていないし
みんなそれに気付いて欲しいと思っている。

40年も以前に実施された「ホコ天」に変わるものが、今、求められる緊急案件なのだと。

by白やぎ