老後の生活を年金収入だけで賄えると思っている人はどれくらい居るんでしょう？

ちょっとここで計算してみるとね
仮にご主人が６５歳から年金を月額20万円受給したとしましょう。
（注、月額20万円ももらえるのは厚生年金に加入してきた人だけ）
そして奥さんが同様に月額6.5万円受給したとしましょう。

健康保険料は控除されますけど判りやすく手取りを25万円とします。
そんな世帯では年収は25万円×12ケ月＝300万円となることは簡単な算数で分る事実。
子供はみんな独立して、マイホームのローンも完済できた世帯だというなら、なんとかやりくりできる範囲じゃないのかな？

ところが先だって大騒ぎに発展した金融庁の報告書による老後の生活シミュレーションは
年金収入は月額19.4万円、そして生活費は月額24万円　という平均値が統計のベースになっているそうで、
そしたらあなた月額にして5万円の赤字になります。

65歳から95歳までの30年間を同様に生活をすれば
年額60万円の赤字×30年＝1800万円の赤字！！こうなります。
そりゃ騒ぎますわ。

いやだけどね、まずマイホーム所有者と賃貸入居者で生活費は大きく違うでしょ？
住宅ローンが終わっていれば月20万あれば、大騒ぎしなくてもなんとかなるはずですよ？・・・・

いやいやちょっと待て、僕はそんなことを言いたいわけじゃない。
僕が言いたいことは、65歳から年金を受給してそれだけで生活していくつもりなの？ということ。
いわゆる「隠居生活」だよね。

そもそもその考えがおかしいと思わない？
僕は人間生きてるうちはずっと現役だと思っているので
まっすぐ歩ける足や腰があるなら仕事しようよ、という生涯仕事する派だ。

ちょっと前までは60歳だったけど
60歳になったら定年を迎えて余生をのんびり過ごすという一般的なあこがれ？
現実には定年を迎えたけれど、やることが無くて週に２回のゲートボールが唯一の楽しみ。
そんな老人の景色を僕達は子供のころ見てきたよね。

健康な体があって働けるのなら年金収入+労働収入のダブルインカム目指さない？
老後の貯えについて大騒ぎしなくても良いし、きっと生きがいも付いてくる！はず。
それよりも勤め先を定年になってからやる事が決まっている人ってどれくらいいるのやら。

それまで背負ってきた会社の看板下ろしたら
途端に人付き合いが無くなったという人の話しもよく耳にしますから。

勤め人にとって本当に大事なのは
定年後の人付き合いや、残りの人生を賭ける場所があるのかどうか、じゃないの？

定年になったら働きたくないっていう人も居るかもしれないけれど
それはそれでお好きにどうぞ。

誰も働くことを強制したりはしないでしょ。

だけど僕は何歳になっても現役バリバリ仕事をしている方が
生きていて張り合いがあってハッピーな人生になると思いますよ！

 

by 白やぎ