町が育てる農業とかできないものか

今も昔も人間が生きていくために最も重要なものって変わらないんですね。その最たるものが「飢えをしのぐ食料」なわけです。

ところが今の時代、「食料」に対する価値というものが低いように見えませんかね?丹精込めて育てる・刈り取る・狩獲るというところからお金を持ってスーパーへ買いに行けば子供でも簡単に手に入る。そんな価値になってしまったように強く思うわけです。

大きな災害に遭って、スーパーの棚に食料が無くなった時にその価値は再認識できるのでしょうけど、そうなってからでは遅いじゃないですか。

そこで「食料」への価値を高めることのできる農作物の流通方式を考えられないかな?と思うんです。表現すると「町の住人と直接つながる作付け方式」みたいな。

よく判らないかもしれませんが(笑)イメージは郊外にある霊園方式。霊園というと将来お墓を建てる用地を1坪○○万円~でその区画の所有権(?)を購入する形式になっていますよね。

農地も1家庭で1年間に必要な料の農作物を収穫できる作付け面積をその農地のある町の住人が予約料を支払って収穫予約権を得る-という形式ができないのかなと思うわけです。

農家の方は農協に売る値段ではなく、小売価格に近い値段に換算して予約料を得られれば収入も増えるかもしれないし、収穫予約権を持つ近隣の住人は、農家のお手伝いをすればボーナスが得られるような仕組みなんかあれば利用するメリットもあるし、農作物への接し方も今とは変わるんじゃないかなあ、と思うんですね。

農家の方は収穫した農作物を農協の卸して収入を得る一方、消費者はスーパーで必要な料の農産品を購入しているのですから、物量的にはマッチングできないことは無いとは思います。

そんな風にできれば、食料の価値もぐっ、ぐっと上がって来るんじゃないなか・・・・と思う今日このごろです。

やぎ